2020年7月、毎日のように「Go To Travel キャンペーン」に関するニュースを見る。キャンペーンは対象になるものや、対象期間が二転三転し、情報が確定しない。
一方で、既に行われている支援事業がある。各自治体等が行う「宿泊支援事業」だ。この事業は「ふっこう割」という名称で売り出されていることが多い。「Go To Travel キャンペーン」と違い、各自治体がやっているもので県民限定などのプランも多いので、あまりニュースにはならないが、最大50%の宿泊料金割引になる。
改めて、2020年7月の時点で都道府県の宿泊割引事業をオススメしたい。
下記は「Go To Travel キャンペーン」の詳細が発表された前に私がまとめたもの。
宿泊支援事業にはどんなものが?
以前の記事を読んでもらってもいいが改めて。
各都道府県等が独自に割引の事業を行っている。入場料や観光周遊への割引もあるが、インパクトが大きい(補助の金額が大きい)のは宿泊料金の割引。最大半額で、少なくとも30%程度が割引になるものがほとんど。
じゃらんのふっこう割クーポンのページ
じゃらん・ふっこう割のページがわかりやすくまとめられている。
居住地限定と全国民を対象としたプランがあり、金額に応じたクーポンがある。
ちなみに割引率の高い、利用勝手のいいものはすぐに配布終了となるので、毎日のようにページを見てもらったほうがいいとおもう。
各自治体のホームページ
先程のじゃらんのページに載らないものもたくさんある。
多くは各自治体の観光情報などのページにあり、大々的には告知がされない。宿泊料金が割引されるものも周遊きっぷがセットになるものなどもある
行き先が決まっているのなら、自治体のホームページなどで観光への補助金が出ないか頻繁に調べるといい。
オススメする理由
「Go To Travel キャンペーン」の詳細が発表され、感染者数の状況により内容の変更の可能性がある中で自治体の宿泊支援事業(ふっこう割)に多くメリットがあることに気づいた。
「Go To キャンペーン」の影響で「穴場」
ニュースでみんなが「Go To キャンペーン」ばかりに注目している。宿泊支援事業を調べる人は少なく、クーポンが残っている場合もある。
中止になる可能性が少ない
「Go To Travel キャンペーン」は中止・延期の噂があり、「中止運動」が行われている。宿泊支援事業に限って言えば、地域限定のものも多く、中止になる可能性は少ないだろう。
クーポンによる単純な割引が多い
「Go To Travel キャンペーン」による割引は当面の間、旅行代金の「還付」というかたちで行われる。還付の詳細や時期が決まっていないので、いつ還付されるかわからない。
宿泊支援事業は宿泊時に単純に割引となるケースが多い。
夏休みの旅行にも利用可能
「Go To Travel キャンペーン」の商品は7月27日に販売開始。夏休みの利用を考えると直前の予約に殺到してしまう。早めに「宿泊支援事業」で予約できてしまえば安心だ。
最大半額の割引
「Go To Travel キャンペーン」では8月までは旅行代金の割引の35%分のみ。15%分の「地域共通クーポン」は9月からの支給と言われている。場合によっては「宿泊支援事業」による割引のほうがお得な場合もある。
「Go To Travel キャンペーン」とと合わせ技の可能性
最後に「可能性」として理解してほしいが、「Go To Travel キャンペーン」とセットで割引を受けられる可能性がある。
キャンペーンの割引に関するQ&Aで、「宿泊支援事業」との合わせての割引は禁止していないとなっている。基本的には合わせての適用となすることは考えにくいが、「政府の補助金+自治体の補助金」をダブルで受けられる可能性もある。
まとめ
「宿泊支援事業」(ふっこう割)には「Go To Travel キャンペーン」にはないメリットが多いので、一度調べてみてほしい。
また、人気の地域のものはすぐに「クーポン配布終了」となってしまうので、こまめにホームページ(じゃらん・ふっこう割)などを見るようにするといいでしょう。