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地域限定の宿泊支援事業「どうみん割」が話題で予約殺到!対策を考える

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2020年6月29日、「どうみん割」がYahoo!トップにあがり、話題になった。「どうみん割」は北海道民限定の宿泊支援事業だ。新型コロナウイルスで打撃を受けた観光産業に対して北海道が予算を組んだもの。販売が6月末に開始され、予約が殺到。開始数分で売り切れたツアーもあることが紹介された。「どうみん割」のニュースを旅行をお得に行くという観点で考えてみます。

北海道民限定の「どうみん割」の概要

自治体の北海道のホームページで「どうみん割」について案内している。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/kkd/douminwari_shisetsu_ichiran.htm

対象:道民の道内旅行
割引額:最大半額で上限1万円
対象期間:2020年7月〜2021年1月
対象商品;宿泊旅行商品、交通付き宿泊旅行商品、交通付き日帰り旅行商品、アウトドア体験等の日帰り旅行商品
対象事業者:宿泊事業者、観光協会、旅行会社、オンライン上のみで取引を行う旅行会社

北海道民限定だが、旅行代金の半額が補助されることになる。1万円だと「Go to キャンペーン」に比べて少ない気がするが、北海道内限定と考えて、旅行需要が少なくなっている今であれば十分だと思う。1泊で2万円を超えるホテルも札幌近郊を除けば多くはないだろう。

よく調べてみると、Yahooニュースでは「宿泊予約殺到!」ということで数分で売り切れたと報じているが、旅行会社ではまだ販売を開始していないという情報もある。予約殺到というのは予約を開始した宿泊施設のことで、まだ旅行会社のJTBは販売を開始していないということだ(6月下旬時点)

地域限定の宿泊支援事業の販路を考える

国や都道府県が支出する補助金は一斉に開始するとは限らない。1人10万円の特別定額給付金についても、すぐに振り込まれたという人も7月に入っても振り込まれないという自治体もあるようだ。これと一緒で「どうみん割」もすべて一緒に開始するということではなかった。旅行会社はホームページお更新や予約システムの作成に時間がかかるが、ホテルは予約だけならすぐに開始することができそうだ。

同じ時に補助金の交付が決まったとするとホテルのほうが早くプランを打ち出せる。一部のホテル販売分が売り切れたことだけをニュースにしていたということ。これをYahooニュースが報じたからと言って鵜呑みにするのは危険だ。自分で一次情報をとりにいって確認することが必要だ。今回のニュースで多くの道民は「どうみん割」への参加を諦めているかもしれないが、正しい情報を手に入れた人は旅行会社のホームページにはりついて、チャンスを伺うことができる。また、観光協会でも販売されるようなので、本気で申し込もうとしたら観光協会のホームページも確認しておいたほうがいい。

ふっこう割宿泊支援事業をどう考えればいいか

他の県でも同様のことは考えられる。宿泊支援事業がどのような形で開始されるのか私達国民はわかっていない。ニュースや口コミで「宿泊割引キャンペーン」を知って調べ始める。そこでYahoo!や旅行会社のサイトに繋がったら、そこからすべて申し込めると思ってしまう。

それでは甘い。一次情報、支援を行う都道府県のホームページにいって、キャンペーン概要を見に行こう。いつから発売になるのか、対象期間はいつまでか、発売はいつか。具体的に決まっていなければ、それぞれのホームページか電話で問い合わせをしてみる。予定だけでも情報が聞ければ大きい。申込みの上限がある場合、すぐに売り切れてしまう。情報を得ることが大事だ。

「Go to キャンペーン」でも「ふっこう割」でも親切に教えてくれるYoutuberがいるが、細かな点は自分で調べに行くということを大事にしたほうがいい。自分への戒めもこめて。