地域共通クーポンの配布開始が10月1日からの旅行に決定しました。同時に「地域共通クーポン」利用の概要も更新されましたので、そこからわかる利用のポイントをまとめてみます。
概要は下記、観光庁のページにある「地域共通クーポン」の概要のページを参照しています。
https://www.mlit.go.jp/kankocho/page01_000637.html
旅行者が気にすべきはクーポンを効果的に利用することです。私は「紙クーポン」のほうが使い勝手がいいと思います。
地域共通クーポンは紙クーポンと電子クーポンがある
地域共通クーポンは旅行代金の15%分のクーポンが貰える「Go To トラベル キャンペーン」の一部のサービスです。20,000円の旅行に申し込めば3,000円分のクーポンが貰えます。
クーポンの配布方法は2種類あります。
・紙のクーポン(旅行会社や宿泊先から受け取る)
・電子クーポン(「Go To トラベル 事務局」からメールで送付される)
旅行者の受け取りにも2種類ありますが、店舗側(クーポンを利用できるお店)もどちらのクーポンを利用できるか選ぶことができます。紙と電子両方使えたほうが利用者が増えますが、地方の飲食店などでは対応しないことも多いと思われます。
電子クーポンは旅行会社を通したWEB販売のみ
電子クーポンで「地域共通クーポン」が配布されるのは旅行会社を通して、WEBから申し込みをした場合のみです。じゃらんや楽天トラベルから予約した場合もおそらく、ホテルで紙クーポンの受け取りになると思います。
そうなると多くは「紙クーポン」での配布となると思います。
もちろん、駅ナカのお土産屋さんや観光客向けの施設では「電子クーポン」の受け入れを行うと思いますが、小さな観光スポットや町の飲食店は「電子クーポン」に対応しないと思います。(そもそも「地域共通クーポン」に対応しない可能性もありますが。)
どちらか選べる場合は「紙クーポン」で「地域共通クーポン」をもらったほうが用途は増えると思います。
【10/6追記】ヨドバシカメラ・ビックカメラも地域共通クーポン加盟店になっていますが、追記日現在で「紙クーポン」のみの利用となっています。
お釣りは出ないので「クーポン+現金」支払いが基本
地域共通クーポンは1番小さな単位で1,000円です。そして、お釣りがでません。1,000円以下の利用ではお釣りが出ない分、損をしてしまいます。
1,300円の支払いに1,000円分のクーポンと現金300円のように使うのが賢い使い方になります。
また、10月から多くの店で「地域共通クーポン」の受け入れ体制が整うとは限りませんから、確実に使える「お土産屋さん」などを予め見つけておくといいでしょう。
飲食店は「Go To イート」へ登録されればOK
「Go To キャンペーン」の中の「Go To イート」に登録された飲食店であれば、「地域共通クーポン」も使えるようになるようです。
「Go To イート」も9月頃から本格化したので、追いつかない可能性もあります。
そもそも令和2年度中のキャンペーンなので、長くて半年間のキャンペーンです。どれだけの飲食店が参加するかは不透明です。
電子クーポンの方が飲食店にもメリットがある
「地域共通クーポン」、特に「電子クーポン」の参加施設が増えるかはなんとも言えませんが、地域共通クーポンを使える店舗側にもメリットはあります。
「地域共通クーポン」が使える店舗であれば、旅行客の利用が増えます。また「紙クーポン」に比べて、「電子クーポン」のほうが利用された店舗への振込も早いということです。
(紙クーポンは使用から30日以内、電子クーポンは使用から14日以内に振込と説明されています。利用する旅行者には関係ありませんが。)
まとめ
開始してみなければわからないことも多いですが、上手に使うポイントをまとめました。7月時点でまとめた地域共通クーポンの記事も参考にしてみてください。