「Go To トラベル キャンペーン」以来、行われていなかった全国的な旅行支援の政策が始まりそうです。
2022年の夏開始を予定していた「全国旅行支援」ですが、コロナ感染者数の増加を受けて、開始が延期されました。
2022年9月16日、秋を目処に全国旅行支援の開始を検討していうることを政府が発表しました。
本記事では、元大手旅行会社員で、総合旅行業務取扱管理者資格を保有する筆者が、お得に「全国旅行支援」を利用して旅行する方法を提案します。
「ダイナミックパッケージプラン」の利用を推奨します。詳しく説明していきます。
全国旅行支援とは?旅行代金の40%+クーポン
全国旅行支援の具体的な内容については、公表されていませんが、概要は公表されています。
- 割引率40%
- 割引上限:交通付8000円、その他5000円
- クーポン:平日3000円、休日1000円
ブロック限定の県民割から、全国に旅行の対象範囲が広がりました。
50%以上の割引率を誇っていた、「Go To トラベル キャンペーン」や「県民割」に比べると割引額はおとなしめですが、十分嬉しいキャンペーンです。
クーポンの利用施設や、子供・乳幼児のクーポンについての情報はないため、続報が待たれます。
概要だけでも、対策を立てることができますので、オススメの使い方を紹介します。
ダイナミックパッケージとは?交通手段+宿泊のセット
筆者がオススメするのは「ダイナミックパッケージ」を利用したプランです。
「ダイナミックパッケージ」とは、航空券・新幹線などの交通手段と宿泊がセットになったパッケージプランのことです。
団体ツアーのように、他のグループと一緒に行動する必要はありませんが、「パッケージプラン」の1種です。
航空券(新幹線)とホテルは通常、別々に予約しますが、旅行会社を通した「ダイナミックパッケージ」を使うことで、セットの割引があり、全国旅行支援にもお得になります。
ちなみに、「ダイナミックパッケージ」だからといって、航空券の時間や宿泊先のホテルにほとんど制約はありません。
交通手段の予約時間、宿泊先によって料金は上下しますが、個別に予約するよりは安く済みます。
長期旅行はダイナミックパッケージを使う検討を!
「ダイナミックパッケージ」をおすすめする理由を具体的な例を用いて説明します。
東京から札幌の旅行で、往路2万円+復路2万円+宿泊費1万円だとしましょう。
個別に予約すると合計で5万円、宿泊費1万円の40%が補助され、4000円の割引があります。合計で46,000円となります。
ダイナミックパッケージでは、セット割で少なくとも数千円安くなりますが、ここでは5000円安くなると想定しましょう。
セットの45000円は「交通付きプラン」なので、8000円の割引を受けて、37000円が実費となります。
46000円>37000円で、9000円も安くなります。
予約の時間が変更できない(料金がかかる)など、デメリットはありますが、ダイナミックパッケージを使わない理由はないでしょう。
まとめ:ダイナミックパッケージ利用の検討を
全国旅行支援は、割引額がそこまで大きくないため、交通付きプランを利用して割引を大きくして使うのがおすすめです。
大手旅行会社も団体旅行を扱うパッケージツアーはほとんど扱わなくなってしまいましたが、「ダイナミックパッケージ」なら、自分で旅行をアレンジできます。
ダイナミックパッケージを利用すれば、クーポン券も含めて元の金額の半額近くで旅行できるかもしれません。
「ダイナミックパッケージ」で検索して、旅行の計画をたててみてください。