Go To キャンペーンをニュースでよく見るようになった。2020年度の新型コロナウイルスで影響を受けた観光産業等への支援政策であるが、すでに動き出している政策もあるようだ。
Go to キャンペーンは7月下旬から
政府が行う大規模補助金政策の「Go To キャンペーン」の運用は早くて7月下旬から行われるようだ。
1.7兆円という莫大な金額への疑問と委託先企業との癒着が問題になっており、順調に事業の開始ができていないようだ。7月下旬にキャンペーンが開始されるとして、そこから旅行会社のツアーが販売されだして、実際に「Go to キャンペーン」の補助金が受けられるのは8月下旬頃だと思われる。
→【7月追記】実際には7月下旬出発のツアーから適用開始になりました。政府や関係機関が急いで取り組んだのでしょう。
夏休みの期間にキャンペーンで出かけるのは難しいかもしれない。しかし、6月ですでに出ているプランがあるようだ。
各自治体での取り組み
すでに出ているプランは各自治体(都道府県や市町村)での取り組みだ。コロナウイルスが流行しだした3月頃から、コロナウイルスで打撃を受ける観光産業が多く、自治体レベルでは早くから経済政策として予算を組んでいることもある。
予算が可決された自治体では緊急事態宣言があけた5月中旬頃から観光補助のキャンペーンが打ち出されている。しかし、これは政府が行う「Go to キャンペーン」とは別のもので、補助金額も比較的少額のものが多い。
これは「ふっこう割」や「観光業支援キャンペーン」など各自治体によりそれぞれの名前が付けられている。少額の取り組みが多いからといって、気にしないのはもったいない。
県規模で県内移動のみなら可能性あり
自治体の中で市町村ではなく、都道府県単位でやっている割引・キャンペーンは比較的高額のものもあり、数万円の補助がでるものもあるので、調べて欲しい。
各自治体が行うキャンペーンは2020年6月現在では、県民限定で、県内の観光のみに適用できる補助金が多い。沖縄県ではすでに、補助金のツアーへの募集が相次いでいるという。
この取り組みを早くから行っているのは他に群馬県、新潟県など限られている。6月下旬に入り、観光目的の県外移動も公に許可されるようになれば、対象者も拡がり、さらなる賑わいを見せるだろう。
キャッシュレスのポイント還元を受けるなら6月がチャンス
個人的には、政府の「Go To キャンペーン」の方が規模が大きく、大手の旅行会社なども参入し、選択肢が増えると思われるが、6月中であれば、キャッシュレスのポイント還元も合わせて受けられる可能性があるので、その場合は、早めに申し込みを検討してもいい。
補助金の対象となるホテル等の多くは中小企業で、「キャッシュレスポイント還元5%」の対象となっている宿泊施設は多い。半額近い補助金を受けられて、さらに5%のポイント還元も受けられるとなれば、通常の半額以下で旅行に行けるチャンスだ。
もちろん感染対策はしなければいけないが、人が比較的少ない時期に、安く旅行に行けるまたとないチャンスだ。観光産業への支援という観点でぜひ、旅行の計画をしてみてはどうだろうか?
※6月は過ぎてしまったので、「Go To Travel キャンペーン」のオススメツアーの紹介リンクを貼っておきます。