「Go To トラベル キャンペーン」は度々、ニュースに取り上げられ、話題になっています。一方で、地方自治体等が独自に発行している割引クーポン(本サイトでは「ふっこう割」とまとめている)はあまり注目されていません。
上の記事でそれぞれのクーポン(キャンペーン)を二重利用できる可能性がある旨、記事にしましたが、実際にお得に二重利用できることが確認できましたので、紹介したいと思います。
結論としては、利用できれば非常にお得です。
二重利用のまとめ
詳しくは上の記事を参照してほしいのですが、自治体クーポンと「Go To トラベル キャンペーン」の二重利用についての概要をまとめます。
・二重利用は可能。観光庁は自治体や旅行会社任せ
※宿が独自に行なっている「宿クーポン」は対象外
・二重利用に関して、どちらの割引かも旅行会社任せ
①「Go To トラベル キャンペーン」→自治体クーポンの順での割引
②自治体クーポン→「Go To トラベル キャンペーン」の順での割引
※自治体クーポンは金額の割引、「Go To」は割合の割引なので、一般的に①のほうが割引額が大きくなります。
①で割引が適用になればお得ですが、実際の予約がどうなったか次の章で説明します。
お得になる二重割引の適用
私が予約したケースでは、①のより割引率が多いもので適用となりました。具体的な予約画面がこちらです。
宿泊先としているところは石川県山代温泉「瑠璃光」という旅館です。名旅館ですが、1泊2日食事なしで9月の平日宿泊が1人6,050円が最安の旅行代金でした。2名で12,100円です。
まず、「Go To トラベル キャンペーン」の割引(35%割引)が行われます。これが4,235円。
さらに、自治体クーポンで2,000円引き。併せると元の旅行代金の半額以下になります。
実質負担額は5,865円です。
半額以下、1人3,000円以下で名旅館に泊まれています。これがよりお得な流れでの割引になります。
クーポンは「じゃらん・クーポン」のサイトで取得しました。(ほとんどが、配布枚数終了になっています。)
お得度の低い二重割引は?
それでは、お得度の低い割引ではどうなるのかというと元の旅行代金が12,100円です。
先に自治体クーポンの2,000円を引いて、10,100円。
「Go To トラベル キャンペーン」での35%引きが3,535円。
実質負担額は6,565円になります。①のケースのほうが700円ほど支払額が少なくなります。
また、②でも割引があればいいですが、自治体クーポンと「Go To トラベル キャンペーン」は二重利用できないというケースもあります。
二重割引はどこもやっている
私が予約した「じゃらん」のクーポンを使った場合は①の最もお得なケースでの割引が行われています。
調べていくと、私が予約したケースと同様に旅行者にとって割引額の多い①のケースで割引されることが多いようです。
よく考えると、「Go To トラベル キャンペーン」の割引額は国からの負担で、旅行会社が負担するものではありません。そうであれば、より旅行者に申し込んでもらいやすいような、割引額にするのは真っ当なことです。
多くの予約では①のケースで二重割引が受けられそうです(そもそも、自治体クーポンがすぐに配布終了になってしますのですが。)。
居住者限定のクーポン(群馬県在住者が群馬県に宿泊するなど)であれば、頻繁に情報が更新され、まだ在庫があるものもあるようですので、各自治体のホームページを探していただければ、二重割引を受けられるかもしれません。