2021年2月22日、「Go To トラベル キャンペーン」の減額案があることが報じられました。
第3波の新規感染者数が減り、ワクチンの摂取が開始されるなど明るい話題が多く、緊急事態宣言の解除も間近に迫っています。
政府では、旅行需要喚起策「Go To トラベル キャンペーン」の今後の適用についても検討されているようです。
本記事では、報道された今後の「Go To トラベル」の内容と旅行者がとるべき対応について検討します。
「Go To」上限を1万円に減額、年末まで延長か?
確定ではないですが、2月21日に報道された内容をまとめます。
・現行は1泊最大2万円の補助→最大1万円もしくは5,000円に減額
・現行は6月末までが決定→年末まで延長か。
・数ヶ月単位で段階的に補助額を引き下げる
以上はすべて、案として報道されたものです。
上限額減額は妥当、地域共通クーポンは継続すべき
大きく3つの案ですが、それぞれ対応が妥当なのか検討してみます。
1泊最大1万円へ減額
現行では1泊1人あたりの補助金が最大2万円相当でした。
おさらいすると、4万円の旅行代金に対して、35%にあたる14,000円が割引され、15%にあたる6,000円が地域共通クーポンとして配布されるというものです。これが最大限割引を受ける方法です。
報道を見る限り、割引「率」の話は出ていませんでしたから、%は変わらず、限度額だけ変わるということになると思います。
つまり、2万円の旅行代金だと最大7,000円割引、3,000円のクーポンとなります。これが最大額です。旅行代金が4万円でも受けられる割引は変わりません。
割引額が多かったため、高級旅館ばかりが恩恵を受けたという批判がありましたから、幅広くビジネスホテルなどにも影響を広げられるように、上限額を下げたのでしょう。
私も当時は下記記事の通り、高級ホテルへの宿泊をオススメしていました。
割引額が少なくなるので、「改悪」ととられがちですが、上限額の減額は妥当かと思います。
今までは、高級ホテルや旅行会社などに恩恵がいっていましたから、それを分散させる効果があります。また、地域共通クーポンへの言及がありませんが、恐らく継続ということになるかと思います。これにも多くの店舗・業態への補助に繋がります。
年末まで延長
当初は2021年の1月まででしたが、再びの緊急事態宣言などもあり、6月までの延長が決まっています。
さらに、秋か年末までの延期の話があるようです。
もともとは2021年オリンピックの頃にはコロナの影響がなくなっているという想定で、それまでの補助と考えていたのでしょう。
ワクチンの摂取が始まっているものの、オリンピックの開催も不透明です。3月までは緊急事態宣言が続き、旅行できるのも4月頃から徐々にということになるでしょう。
長期間影響を受けている観光産業への補助という視点から、年末までへの延長も妥当と言えるでしょう。
段階的に補助金を引き下げる
上記の通り、年末までのキャンペーン期間の延長が検討しておりますが、同様に段階的な補助金の引き下げが検討されているようです。
コロナの影響がなくなっているにもかかわらず補助金を出し続けるわけにはいきませんから、段階的な引き下げというのにも頷けます。
旅行業界は今、一番厳しい状況でしょうから、ひとまず補助金を出して、状況を見ながら割引額を引き下げていくのはありだと思います。
一方で、割引額が下げられることがわかっていれば、無理してでも多くの人が旅行に行く可能性がありますから、公にするのはまずいと思います。
「Go To トラベル」の再開で感染者が増えたということを政府は一番恐れるでしょうから。
旅行者はどうする?車での近場旅行もオススメ!
今後の「Go To トラベル」の再開の案が示されましたので、旅行にいきたい方は早速プランを立てましょう!
県内の旅行先を検討しましょう
「Go To トラベル」の再開には県内旅行からという案も出ています。まずは県内の有望な旅行先を検討しましょう。
2020年の夏から秋と同様に、自治体独自のクーポンが同様に配布される可能性も高いです。地域の情報を入手し、併せて利用するといいでしょう。
ビジネスホテルやチェーンホテルなども検討!
「Go To トラベル キャンペーン」の再開で割引額の上限が引き下げられることが検討されています。
今までは、高級旅館か交通費込の高い旅行に行くことがオススメでした。
しかし、割引上限が定められたので、高い旅行では割引額が相対的に少なくなります。
ですので、車で近場のホテルに泊まる。または割安のチェーン展開しているホテルに泊まるということを考えてもいいと思います。
やはり、ニュースになってから、調べだしたのでは予約が埋まってしまうので、目星を衝けておいてすぐに予約するというのがいいでしょう。