「Go To トラベル」新幹線を使った旅行を比較【青森・奥入瀬】｜Go To トラベル　キャンペーンとふっこう割

「Go To Travel キャンペーン」が開始され、各社がツアーを販売しています。

各自治体が出す「割引クーポン」の枚数終了は相次いでいますが、旅行会社の販売するツアーでは「満席」や「品切れ」となっているものは少ないと思います。

「Go To Travel キャンペーン」と併せて注目されている民間企業のキャンペーンがJR東日本の販売する「お先にトクだ値スペシャル」です。

予約の条件等はあるものの、JR東日本の新幹線などが半額で利用できるというものです。

JR東日本の販売する「お先にトクだ値スペシャル」と旅行会社のツアーを比較してみます。結論としては、全体に割引が効く「旅行会社のプラン」が得のように見えますが、個別の条件によって異なってきます。

Contents

旅行日程

星野リゾートの青森屋と奥入瀬渓流ホテルに宿泊する２泊３日の旅行とします。9月の平日宿泊と想定。

交通手段は基本はJR新幹線で東京出発。２名１室利用で、朝食夕食付きという条件にします。

なお、青森屋・奥入瀬渓流ホテルともに新幹線の最寄り駅より最寄り送迎バスまたは各ホテルへの直通送迎バスがあり、現地での交通費はかからないものとします。

※リンクが切れている場合は阪急交通社のホームページでコース番号「WA70513」と検索してみてください。10月上旬まで設定があるようです。

JR新幹線で八戸駅までの往復と各ホテルの宿泊プランで基本料金が2名1室で62,900円です。

JR新幹線とホテルを別々にとる場合です。

新幹線（東京→八戸）はキャンペーン料金で半額となれば往復で15,000円程度です。

青森屋が1泊2食付で15,000円が最安。奥入瀬渓流ホテルが1泊2食付で20,000円が最安のようです。

併せると50,000円となります。

参考にダイナミックパッケージも参考にしてみます。ダイナミックパッケージとはJRやホテルが推奨する「交通機関＋宿泊」のみがセットになったプランのことです。

今回は「新幹線（東京→八戸）の往復＋奥入瀬渓流ホテル」の宿泊費を調べてみました。これで約46,000円です。単純に「青森屋」の宿泊費15,000円を足すと61,000円となります。

上記のように金額を出しましたが、そこから「Go To Travel キャンペーン」での割引を考える必要があります。

①阪急交通社のパッケージツアー
62,900円が旅行代金でキャンペーン割引が22,015円（３５％）、地域共通クーポンが9,435円（１５％）です。

実質旅行代金は40,885円、クーポンが9,435円です。

②JRのお先にトクだ値スペシャル
50,000円が旅行代金でキャンペーン割引が12,250円（宿泊費のみ35,000円の３５％）、地域共通クーポンが5,250円（宿泊費の１５％）です。

実質旅行代金は37,750円、クーポンが5,250円です。

③ダイナミックパッケージ
61,000円が旅行代金でキャンペーン割引が21,350円（３５％）、地域共通クーポンが9,150円（１５％）です。

実質旅行代金は39,650円、クーポンが9,150円です。

※③は便宜的に計算したもので、ダイナミックパッケージに1泊宿泊を追加できるかは不明です。

単純に実質旅行代金が安いのは②のトクだ値スペシャルですが、クーポンの金額を考えれば、①のツアーがお得とも考えることもできます。③はその中間です。

また、①のプランでは新幹線の時間が旅行会社に決められてしまいますが、②は自由に新幹線の時間を決めることができます。

ツアー料金全体にキャンペーン割引が適用される①がお得なように思います。やはり、「Go To Travel キャンペーン」は旅行会社優遇の政策と言えるかもしれません。